産物紹介

梅干しとともにできる白梅酢をどうぞ

2024.08.23

熟れた梅を塩に漬け、重石を置いてしばらくすると、黄色がかった透明な液体が出てきます。この液体は梅が持つクエン酸などの栄養素や香り、酸味が染み出たもの。これを瓶詰めしたものが「白梅酢」です。名前に「酢」とついていますが、一般的な酢とは別物。一般的な酢は発酵により酢酸が含まれていますが、発酵過程のない梅酢には酢酸は含まれていません。その代わりにクエン酸やポリフェノールといった梅由来の栄養素を多く含んでいます。

 

 

使い方は様々。調味料としてお料理に加えたり、ドレッシングの素材にしたり、お野菜を漬けたり。炭酸水やお湯、牛乳といった好みの飲み物(割材)と混ぜて飲んでいただくのもおすすめです。また、梅酢の持つ殺菌効果から、お弁当やおにぎりに加えたり、炊飯時に梅酢を加えて炊くことで傷みにくくなります(目安は米2号に対し大さじ1杯)。梅酢は風邪やインフルエンザウイルスに対しても効果的であると言われており、梅酢1に対して水10を混ぜるとうがい薬にもなります。

 

輪切りにしたきゅうりを容器に入れ、梅酢をかけてから冷蔵庫で一晩置くだけでも美味しい。

 

ただし、食塩相当量が100ml当たり24.1gと塩分が高い為、摂取量にはお気をつけください。1食当たりの使用量は小さじ1程度が目安です。塩分が高いので開封後も常温で保存できますが、変色することがありますので開封後は冷蔵庫での保存をおすすめします。とはいえ、変色した場合でも品質には影響ありませんので、安心してお召し上がりください。

 

梅の旨味、風味、栄養素を楽しめる万能調味料「白梅酢」。梅干しを作る際にできる副産物といえども、その力を侮ることはできません。ぜひうまく活用して日々の食卓を豊かにしてください。

 

 

pagetop