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海野里パックの歴史

2025.02.08

「海野里パック(みのりパック)」は、文字どおり「海のもの・山(野)のもの・里のもの」を詰め合わせた「田舎から届く小包」のような詰め合わせセットです。1992年の台風19号の被害でみかんの収穫量が激減し、みかんの代わりにと考え出した「台風に負けないぞセット」が原型です。

 

初めて企画したのは1992年ごろ。セットの名前「海野里パック」は消費者のみなさんに募集して決めました。

当時の商品案内には「箱いっぱい 5,000円(送料込)」と記載されています。なんと「月1回、週1回の企画にしたい」とも。今よりももっとおおざっぱだった時代、発送は不定期でしたが次第に「2か月に1回」が定着していきます。

かんきつ以外の商品が今ほど多種多様ではなかったので、春~秋は事務局も比較的時間に余裕があり、1度の発送数が200~300セット以上だったこともあります。以前は、台風被害後改植した園地でみかんの木が大きくなるまでの間、苗木の間に家庭菜園を設けているところも多く、わけぎやキヌサヤ、インゲンなども定番でした。毎回フルサイズ発送は大変なので、ミニサイズの「お試し海野里パック」を企画したこともありますが、反応は芳しくありませんでした。手芸品を入れたり、試行錯誤を繰り返しながら続けてきました。

 

(1992年11月天歩8号で名称を募集したところ応募が少なく、募集期間を延長し1993年3月天歩10号にて「海野里パック」に決定を発表。名づけ親は東京都の林屋さんでした。)

 

現在は年に1回、12月下旬に発送しています。20年ほど前、思いつきで「年末だから」と自分たちでもちつきをして丸めた「杵つきもち」はその後も継続し、今では「餅つき大会」が恒例行事となりました。

実は、海野里パックを「もうやめようか」という意見もあったのです。しかし、「今年も海野里パックありますか」と楽しみにしてくださる方が多く、「やめました」というわけには行きません。

ご用意できる数量に限りがありすぐに完売になってしまいますが、ご注文いただけなかった方はまた次回にご期待ください。

 

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