お知らせ

てんぽ印の乾燥野菜

2025.03.22

 てんぽ印の酒井酒井朋恵です。東京生まれ、東京育ち。気づけば10年以上おります。前職での先輩が「やりがいのある仕事」「魅力ある人々」がいる場所が良い、と言っておりましたが、それが私にとってはこの地でした。

 てんぽ印では初の女性スタッフでしたが、今では半数以上が女性スタッフに。機械や設備の導入と、仕事の種類を増やしたことで働き方に多様性が生まれていったからだと思います。
 乾燥野菜も仕事の幅を広げたもののひとつ。今この時期(1月~2月)は切り干し大根製造真っ只中。大根を切ってから約3日で完成します。強風で飛ばされてしまうことも。寒いし、腰は痛いし、移ろいやすい天気に気が気じゃない。それでも切り干し大根が始まると町の色んな人から声を掛けられてなんかちょっと嬉しい。自分たちの仕事が田舎のひとつの景色を作れているのだとしたら、それはこの仕事の魅力のひとつかな。 自然(天候)も人もコントロールすることはできないし、素敵なことばかりでもないけど。それでも少しの見栄と本音で、「農業って良い仕事だ」と言い続けていけたらなと思っております。

 

 私は食べることが好きです。それは今この仕事を続けている理由のひとつでもあります。山や畑で作業をした後にご飯を食べるのは楽しくて、幸せな時間です。でも、くたくたになって料理する気力がない時も…そんな時に欠かせないのが乾燥野菜。てんぽ印(自分たち)で作るまで、使ったことは無かったけれど、使いだすと必需品になりました。これ、本当の話なのです。家にある乾物を適当にいれてスープにしたり、炊き込みご飯にしたり。最近は乾燥玉ねぎを使った親子丼にはまっています。ドライトマトを使ったお菓子や、にんにくチップを使った野菜の揚げびたしをもらったこともあります。生の野菜とは違うので、ちょっと調理にコツがいる場合もあるとは思いますが、種類も豊富なのでもっとレパートリーを増やしていきたいと思っています。

 でも実は私は新しいレシピを考えるのがあまり得意ではありません。なぜなら考える前に食べてしまうからです。

 

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