いよいよ今シーズンの柑橘出荷がはじまりました。
温州みかんの中でも最も早く熟期を迎えるのが極早生(ごくわせ)品種。10月には極早生から食べごろを迎えはじめ、徐々に早生(わせ)品種へと移っていきます。まだ外皮に青みがあっても、中身から先行して熟していく時期です。無茶々園ではこの10月のみかんを「早採りみかん」として出荷しています。
出始めのみかんは、濃厚さよりも香りや風味の良さが楽しみ。今年採り始めたばかりのみかんは、酸味は気にならず、程よい甘みで食べやすい仕上がりになっています。
この夏は記録的な天候不順で、近隣の宇和島市の8月の気象データでは過去90年間で最も日照時間が少なくなりました。お日様の恩恵が少ないだけ、みかんの出来栄えも心配していましたが、9月に入ってからは雨が少なく晴れる日も増えて、まずまずの仕上がりになってきたのではないかと思います。
今年は秋の深まりも早いようで、みかんの色付きも良く、極早生品種の園地では山が黄色く色づいているのが遠目にもはっきりわかるようになってきました。早採りみかんは柑橘シーズンの一番手。爽やかな風味と甘みを楽しんでください。
ただ、残念なことにこの秋もカメムシの飛来が多いです。今日もしぶとくカメムシが街灯に寄せています。カメムシの被害果は著しく食味を損なうため、最低限度の農薬使用のあるみかんが多くなってしまいましたが、どうぞご了解くださいませ。
「早採りみかん」の出荷は10月まで。11月からは「温州みかん」となります。
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