4月もいつの間にか下旬。
桜もすっかり散り、日中は汗ばむほどに暖かくなりました。
明浜の段々畑にも少しずつみかんの花の蕾が・・・
と思っていたら、あっという間に開花ラッシュ。
今年はみかんの花が咲くのが非常に速い、そして多い!
花が早いのは、例年に比べて春の気温(特に4月)が高かったから。
花が多いのは、11~2月の気温が低かったので樹体の代謝量が少なく、
貯蔵養分を消耗しにくい条件だったためでしょうか。
昨年秋の日照不足や1~2月の寒波で樹が弱るのでは?と心配したりもしましたが杞憂でしたね・・・
そんなわけで今年はみかんがたくさん成りそう。
ここまで量があるのは久しぶりなので産地としてはうれしい限り。
しかしながら、喜んでばかりもいられません。
成るにまかせて放っておくと樹がつかれて隔年結果(※1)につながるので、
負担をやわらげるためにこの夏は摘果(※2)を「とっても」がんばらないといけません。
※1 果実がたくさんなる年と少ししかならない年とが交互に現れること。
※2 果実の間引き。
また、どう転ぶかわからないのが自然相手のお仕事。
花はついてはいるがはたして着果するのか。
(さすがにここまで多いと大丈夫だと思いますが・・・)
夏から秋にかけての天候はどうなのか。
カメムシをはじめとする病害虫の発生は。
心配の種はつきませんが、とりあえず豊作傾向はありがたいこと。
目の前の吉報に胸躍らせつつ、収穫にむけての段取りをひとつひとつこなしていきたいものです。
~2018年みかんの花ギャラリー~
どの樹を見ても白い花がびっしり。
温州みかんの花。
個人的な意見ですが、ポンカンの花はこじんまりしていて、かわいくて好きです。