無茶々園では、次の世代にこの豊かな海を残していくため、 海の緑化活動としてわかめの養殖を行っています。わかめなど海藻類を植えることでプランクトンが増え、それを餌とする小魚も増えて海が豊かになっていくのです。
今年は、山同様に海も冷え込みが強く、水温も上がりませんでした。その為収量は予想より少なめ。ですが、しっかりした歯ごたえの質の良いわかめが獲れました。
わかめの養殖
わかめの養殖は、冷え込み始める11月から12月上旬頃に幼葉をロープに巻きつけることから始まります。
1本1本手作業でつけていくのでなかなか大変。
これをロープごと海に張り育てていきます。3月ごろになると、わかめが1~2mほどに育ち収穫を迎えるのです。
大きく育ったわかめは重くなり、引き上げるのも重労働。
生産者の伊藤宗和さんと収穫したばかりのわかめ。上の方にあるのは「めかぶ」です。
収穫したばかりのわかめは茶色ですが、湯通しすることで見慣れた緑色になります。
収穫後は付着物を取り除き、湯通し、水切り後、保存できるよう塩をまぶしていきます。出荷前に葉と茎を切り分け、パック詰めしてようやく出荷となります。
わかめ生産者の伊藤さんのおすすめは「かき揚げ」。塩抜きをして水気を切った後、たまねぎやタケノコなどと共に揚げれば春を感じるかき揚げのできあがり。新物の食感を是非お楽しみください。
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