≪はじめに≫
無茶々園が事務所をおく愛媛県西予市明浜町狩江(かりえ)地区は、
宇和海を南に臨むみかん作りと水産業が盛んなまち。
住民約800人ほどの集落ですが、
耕して天に至ると表現される段々畑に穏やかで恵み豊かな海、
先祖代々受け継がれてきた秋祭りなど、
ここにしかない魅力にあふれた地域です。
その一方で、産業の減収傾向・少子高齢化といった課題もかかえています。
このままの状況が続けば、ゆくゆくは限界集落となり、
先人から受け継いできた里山を後世に伝えていくこともいつしか困難になるでしょう。
そうした課題を解決すべく、
狩江の住民たちによって組織されたのが地域づくり団体「かりとりもさくの会」。
有志が中心となって地域を盛り上げるための活動を行っています。
とはいえ、地域住民だけで新境地を拓いてくことはなかなか大変。
新しい風を吹き込んでもらうべく、
かりとりもさくの会では地域おこし協力隊を募集する運びとなりました。
地域おこし協力隊としての主な活動内容は、かりとりもさくの会の運営補助。
地域住民や市と連携して活動計画にもとづいた業務に従事してもらいます。
また、狩江に定住してもらうために、「地域内事業者への就職支援」も実施します。
無茶々園の仕事のお手伝いはその一環。
地域の仕事、無茶々園の仕事をこなしながら、
ゆくゆくは狩江地区に定住してもらいたいと考えています。
いなかで暮らしたい、地域づくりのお手伝いをしたい、
無茶々園の仕事に関わってみたいという方がいらっしゃいましたら、
下記内容をご一読の上ぜひ応募してみてください。
急峻な斜面に広がる段々畑、目の前には宇和海を臨む、風光明媚な場所です。
≪仕事の内容≫
❏無茶々園
地域内事業者への就職支援として、
株式会社地域法人無茶々園の仕事に携わってもらいます。
生産者と消費者をつなぎ、みなさんに無茶々園を届けること。
これが無茶々園事務局の仕事です。
生産管理・販売・業務といったさまざまな仕事がありますので、
実際に働いているスタッフの声をまとめてみました。参考にしてみてくださいね。
~販売事務担当 藤森美佳~
「農作物を育てる」以外のこと。それが無茶々園の事務局スタッフのしごとです。
その中で私は販売事務の担当として、
2ヶ月に1度送るニュースレター「天歩(てんぽ)」の発送準備に始まり、
注文受付などを含む消費者の方々とのやりとりや出荷補助、
時期によっては梅や豆類の選果など様々なしごとに携わっています。
もともと「無茶々園でこれがやりたい!」といった強い希望があったわけではなく、
先に移住していた夫を追いかけてきた身。
ひとつの役割に縛られることなく
多種多様な分野に取り組めることが魅力の一つだと思っています。
また、はじめて無茶々園の伊予柑を食べ、
「こんなにおいしいなんて!」と感動したことを今でも鮮明に覚えています。
もちろん他の柑橘やジュース・マーマレードといった加工品、
ファーマーズユニオン天歩塾の作る野菜や
祇園丸のちりめんなど挙げればきりがありませんが、
無茶々園の商品は本当においしいものばかり。
単純に自分自身が無茶々園のファンであることがしごとの原動力になっています。
事務局のしごとは、『私でなければできない』ことは1つもないと考えています。
だからこそ、今ある役割の中から自分ができることを増やし、
自分自身でしごとの価値高める=しごとをおもしろくするように心掛けています。
~業務担当 岩崎年浩~
生産者と消費者の仲介役となる事務局の中で、
業務担当は集出荷場が主な担当となります。
生産者から柑橘や野菜を出荷場で受け取る会話の中には、
消費者や販売先へ伝えたい情報が溢れています。
実際に栽培をしたことのない自分では、
充分な情報が聞き取りきれない事も多いのですが、
海外実習生に仕事を教える経験をもっている農家さん達は、
教え慣れている方も多いので、
柑橘や栽培に関する知識も聞けば学べる環境です。
販売計画や気候条件と照らし合わせながら、
青果物の収穫ペースの調整したり、加工品の製造計画を考えつつ、
商品がスムーズに販売されていく道筋を立てる役割になりたいと思い働いています。
「この仕事は、誰の利になっているのか。」
引越しを機に仕事を探す際、重視していた点です。
安心して食べられる物を選びたいと思っている消費者と、
努力して応えようとする生産者さん。
そんな人たちが満足して暮していける状況を作れれば、
きっと自分にとっても居心地が良くなるのではと思っています。
今回インタビューを受けてくれた藤森と岩崎。
事務所として使用している旧狩江小学校の裏の畑で撮影しました。
実際に無茶々園で働いているスタッフの声、いかがでしたでしょうか。
次に受け入れ団体となる「かりとりもさくの会」のお仕事について紹介します。
❏かりとりもさくの会
かりとりもさくの会に所属し、理事が行っている下記業務の補助をしてもらいます。
・理事会などの会議の運営
・議事録や報告書といった文書の作成
・会計処理
・ホームページの運営
・かりえ笑学校(旧狩江小学校)の管理
・取材対応
会長である原田孝二さんより一言。
「地域にとけこみ盛り上げてくれる素直で元気で明るい方をお待ちしています!」
かりとりもさくの会のみなさん。ほがらかで明るい人たちばかり。
左から2番目が会長の原田孝二さんです。
最後に応募条件や待遇、手続きのなどをまとめています。
西予市のホームページのリンク先も併記していますのであわせてご確認ください。
▼西予市 地域おこし協力隊(田舎で働き隊) ~狩江地域~
http://www.city.seiyo.ehime.jp/material/files/group/7/karitorimosakunokaiyoukou.pdf
≪受け入れ団体≫
・かりとりもさくの会
≪募集人数≫
・1名
≪応募条件≫
次に該当する人が応募できます。
・年齢が、満20歳以上39歳以下の方(性別は問いません。)
・生活の拠点を3大都市圏と政令指定都市または地方都市としている方。
・地域おこし協力隊員として採用後、西予市に住民票を異動し、
地域が指定する住宅に居住できる方。
・普通自動車運転免許証を取得している方。
・住民と協力しながら、積極的に地域づくり活動のできる方。
・コミュニティビジネス・ソーシャルビジネスに興味のある方。
・任期終了後、活動地域において起業・定住に意欲がある方。
次に掲げる条件の何らかに該当する人は応募することができません。
・成年被後見人又は被保佐人(準禁治産者を含む)。
・禁錮以上の刑に処せられ、
その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの人。
・過疎、山村、離島、半島等の地域に住まわれている方。
≪報償費、待遇、福利厚生≫
・月額172,000円(国民健康保険等自己負担分含む)。
・雇用の形態ではなく、委嘱となります。
・西予市と受入地域づくり組織が地域おこし協力隊の活動に要する
支援業務について委託契約を締結します。
隊員の活動や生活上の直接的な支援については、
受入地域づくり組織が行います。
・住宅は、受入地域づくり組織(かりとりもさくの会)が準備した物件を
無償貸与又は個人が借りた家賃を補助します。
光熱水費等は、自己負担となります。
・活動に使用する車両については、受入地域づくり組織が貸与します。
・活動に関連して出張等を行った場合は受入地域から旅費を支給します。
≪委嘱およびその期間≫
・西予市から委嘱を受けるかたちになります。市との雇用関係は発生しません。
・採用の日から平成31年3月31日までを一区切りとし、年度更新により最長3年まで。
(活動実績などにより更新をします。)
≪応募手続≫
下記書類を西予市役所まちづくり推進課に提出しください。
・提出書類
・せいよ地域おこし協力隊応募用紙
・履歴書(市販のもの) 1部
・レポート(字数に制限はありません。書式は自由)
地域おこし協力隊員に応募した動機(地域を選定した理由)、
自分にできること・やりたいこと、今までの経験を全て含めて書いてください。
※応募用紙は下記リンク先下部にある、
「せいよ地域おこし協力隊応募用紙」をダウンロードしてください。
http://www.city.seiyo.ehime.jp/ijyu/yattimiru/3365.html
※提出された個人情報については本公募のみに使用し、その他の目的には使用しません。
≪応募先≫
〒797-8501 愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
西予市役所 まちづくり推進「地域おこし協力隊員」募集係
≪選考方法≫
【一次選考】
書類選考の上、合否の結果を応募者全員に文書等で通知します。
【二次選考】
一次選考合格者を対象に、地域の方および市役所職員との面談等を実施します。
日時・場所等については、一次選考結果通知でお知らせします。
二次選考会場までの旅費は旅費規程に準じて計算し、3万円を上限に支給します。
【最終選考結果の通知】
二次選考終了後、速やかに二次選考受験者に文書等で通知します。
選考の経過および結果についての問い合わせには応じられませんので予めご了承下さい。
≪問い合わせ先≫
❏仕事の内容について
株式会社地域法人無茶々園
担当者:高瀬
電話:0894-65-1474
Fax:0894-65-1638
Eメール: emucha@muchachaen.jp
❏応募条件、給与待遇、諸手続きについて
西予市企画財務部まちづくり推進課 地域振興係
担当者:中井
電話:0894-62-6403
Fax:0894-62-6574
Eメール: machidukuri@city.seiyo.ehime.jp