まだまだ日中は汗ばむほどの陽気ですが、
無茶々の里・明浜でも少しずつ秋らしい涼しい風が吹き始めました。
生産者は早採りみかんの収穫・出荷に向けた準備と合わせ、
秋祭りへむけた練習なども始めていますが、
事務局では11月の交流会へむけた準備を進めています。
この交流会は無茶々園40周年記念イベントとして昨年から開催し、
のべ60人を越える会員の皆様にお越しいただきました。
交流会のメインイベントはなんといっても段々畑の見学と収穫体験。
ニュースレター天歩を通して段々畑の様子をご紹介していますが、
実際に見るとそのスケールと坂の傾斜に驚かれること間違いなしです。
(もちろん収穫体験をする場所はできるだけ平坦な畑を選んでいます)
昨年の収穫体験の様子。こちらの受け入れ農家は原田兼章さん。
昨年11月、12月の交流会の受け入れ農家だった
大久保六仁さんの感想をご紹介します。
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無茶々園40周年記念の消費者交流会の開催に際し事務所より、
「第一回11月11日にH様、第三回12月9日にS様がおいでになります、
生産者指定されているので大久保さん、
収穫や選果体験のご案内をお願いしまーす」とのこと。
え~今年は台風・カメムシ等でミカン少ねーし、
11月は良いけど12月は厳しいなーどうする、
まー無くなったら早めのポンカンでも採って貰うか、
と言う事で第一回を迎えました。
当日、H様と緊張の対面、到着が遅れた事もあり挨拶も早々に出発、
途中段々畑と、私の一押しの山岳公園展望台より宇和海と無茶々の里を一望、
みかん園に着いたのはもう夕方、ミカンの味見で終了。
集合場所に行くも誰も居なく、時間的に夕日が見れそうとビューポイントに急行、
絶好のタイミングで見る事が出来、喜んでいただきました。
二日目も天気に恵まれ、収穫と選果、
箱詰めと体験して頂くとともに色々とお話も出来、
初めての体験でしたが有意義に過ごす事が出来ました。
引き続き12月に第三回目の交流会、今回は一日目事務局の方で案内が行われ、
私たちは懇親会より参加。今回のS様のお子様のT君とは約4年間、
返信ハガキ等でやり取りしており、どんな子かな?と興味津々でご対面。
翌日は、何にでも興味を持ち勉強熱心なT君に、
私たちの栽培している柑橘の味見をして貰おうと、
伊予柑、ポンカン、早生八朔とシーズン前で少々酸っぱいと思うのですが
“おいしい”と言って食べてくれました。
その後、この日の為に残しておいた温州ミカンと自家用の原木シイタケの収穫。
見ているとなかなか手器用、その横でニコニコして見守っているお父さんに
温かい気持ちを感じながら収穫終了。
それから、倉庫に帰り選果、箱詰めと一通りの作業をして頂きましたが、
時間の余裕が出来たため、例の山岳公園展望台より宇和海と無茶々の里を一望。
その風景に感激してくれた様でした。
事務所での反省会では“また来ます!
一週間でも良かった”と感想を述べてくれたのにホッとし、
別れには少々寂しさを感じてしまいました。
この様な会は初めての経験で至らない事ばかりでしたが、
いつも想像するだけの方と、
直に触れ合える機会を与えて頂いた事に感謝すると共に、
これを機に益々ミカン作りに精進していきます。
T君家族と大久保六仁さん・智子さん。
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無茶々園では”お付き合い農家制度”があります。
指定した生産者の柑橘を優先的にお送りするこの取り組み、
昨年来られたHさん、Tくん家族には毎年大久保さんの柑橘をお届けしています。
いただいたお葉書やご注文書をとおして想像する皆さんと実際お会いできることは
生産者にとっても事務局にとっても感慨深いもの。
皆さんのお越しをわくわくしながらお待ちしています!
朝晩ぐっと冷え込んでくると、みかんの色も緑からオレンジ色に変化してきます。
葉が茂り深い緑に囲まれていた畑の中に水玉模様を描くように現れる果実。
遠目からでもみかんの実りがはっきりとわかり、
何度見ても飽きないかわいらしい景色を作りだします。
11月には段々畑一面に広がる水玉模様を楽しむことができるはずです。
交流会のスケジュールやお申込みについては下記ブログをご確認ください。
https://www.muchachaen.jp/?p=4280
その後、T君から事務局へも嬉しいお葉書が届きました。
T君ありがとう!ぜひまた来てね。