今年もいよいよ柑橘シーズン到来。
先陣をきるのは、「早採り(はやどり)みかん」。
温州みかん系統のなかで一番早い時期に食べ頃を迎える極早生品種を、
無茶々園では早採りみかんと呼んでいます。
冬の大寒波に夏の豪雨。
かつてない天候に見舞われた今期のみかんの出来はどうでしょうか。
生産者に聞いてみました。
「今年は本当に天気に振り回されたけど、みかんはしっかり成ってるよ。」
と話すのは原田兼章さん。
農事組合法人無茶々園の理事も務める、農業歴20年のベテラン農家です。
2月の大寒波では、かつてないほど外気温が下がり、
みかんの樹にもかなり影響がでるかと思われましたが、
春になるとしっかりと新芽が吹き、勢いよく成長してくれました。
おかげでたくさんの実が成り、
今年は摘果(てっか)※をしっかりしようとねと話していたところで7月の豪雨。
崩れた農道や畑、壊れた施設の整備に追われて摘果が思うように進まず、
量はあるものの全体的に小玉傾向になってしまいました。
※摘果
実が多く成りすぎているとみかんの樹が疲れて、
翌年の果実の量が減ってしまう可能性があります。
これを予防するために果実を摘み取ることを「摘果(てっか)」といいます。
ですが、食味はいたって良好。
小ぶりなわりに酸抜けがよく、やさしい甘さを感じる仕上がりです。
あっさりしているので、思わずたくさん食べてしまうかも。
ただ、例年よりもかなり酸抜けがよい分、日持ちはあまりしないでしょう。
届いたら早めに食べていただくことをおすすめします。
台風の影響でカメムシが発生したり、果実に生傷ができて傷んだりと、
心配ごとも多いけれど、ようやく迎えた収穫期。
今期ならでは風味を楽しんでいただけると幸いです。
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