yaetoco

ハンドタオルができるまで

2019.03.21

この春からyaetocoのハンドタオルの価格を見直し、

さらにみなさんにお使いいただきやすくなりました。

 

このハンドタオルは、

エッセンシャルオイルを抽出した後に残る

甘夏の果皮エキスで糸を染め上げ、日本有数のタオル産地、

愛媛県今治市の工場で織りあげています。

 

 

無茶々園の里を超えた

新たな取り組みの一つであるハンドタオル。

商品ができあがるまでに、様々な方々に協力いただきました。

今日はハンドタオルができるまでのお話をご紹介します。

 

ハンドタオルを無茶々園で作るきっかけとなったのは、

精油を抽出した後に残る

果皮残差をさらに何か活用できないか?

と思い立ったことが始まりです。

 

 

果汁を絞った後の甘夏の果皮。

 

果皮を粉砕し、蒸留器の窯に投入。

エッセンシャルオイルを抽出します。

 

抽出後の果皮エキスの残差。

抽出作業を終えた後は、廃棄しています。

 

この果皮エキスの残差の使い方を模索したところ、

染料としてなら使えそうだということが分かりました。

 

染料として使うとなれば、手ぬぐいかタオル…と悩んだ末、

愛媛ならではの今治タオルに決定。

 

そして、今治タオルの販売・製造を行う

株式会社 伊織に相談を持ち掛け、

一緒に商品開発を進めていきました。

 

yaetocoの家族みんなが使えるものをコンセプトはそのまま。

毎日の生活が少し楽しくなるもの、

そして手軽に誰でも使えるものを。

 

場所を選ばず誰もが使えるハンドタオルがいいねと、

デザインと糸の素材選びに取り掛かります。

 

裏地、タグ、縫い方、サイズ、

伊織のスタッフさんと相談しながら決めていきました。

 

ハンドタオルは日頃よく使うものだから、

何度洗っても肌触りが良いものにこだわりました。

 

糸の縫い方は、毛先がループ状になっているループパイルを。

このループパイルは、さらっとした肌触りで弾力性があり、

復元性にも優れているのが特徴です。

 

デザインが決まったら次は、製造に取り掛かります。

甘夏エキスの残差で糸を染め上げた後は、

機械で織物を織り上げる製織(製織)作業へ。

 

 

製織は、創業約90年の歴史のある、

株式会社 ハートウエルに依頼をしました。

 

ここでは、手間と時間を惜しまない

技術力の高さ、品質の良さはもちろん、

ずっと人生に寄り添えるタオルを日々製造しています。

 

 

タオルの帯止めと袋詰め作業は、

無茶々園グループの福祉事業施設、

株式会社 百笑一輝に依頼。

 

ここでは、介護予防とあわせて、

年を重ねてもできる手仕事の場を提供する

取り組みを行っています。

 

“仕事”となると、おばあちゃんたちの目がガラリと変わり、

作業が終わった後にはほかに仕事はないの?と聞かれるほど。

 

こうしたハンドタオルの袋詰め作業が、

福祉事業施設での雇用を生み出すことにも繋がっています。

 

 

様々な人の手を渡り、出来上がったハンドタオル。

天然由来の素朴な色合いと優しい肌触り。

今治タオル認証のタグとyaetocoのタグ付き。

節目を迎える季節の贈り物にもおすすめです。

 

 

▼ハンドタオルの購入はこちらから

http://muchachaen.shop-pro.jp/?pid=127186592

 


yaetocoとは

無茶々園で栽培された柑橘の果皮からとれる精油を活用し、

新しい価値をつくりだすオーガニックコスメブランドです。

 

「家族で使えること」をコンセプトに

無茶々園で育てられた柑橘、

愛媛県産のハチミツや真珠パウダーといった

天然成分を軸にしてものづくりをしています。

 

名前の由来は、地域に古くから伝わる

「ヤーエートコー(浜は良いところ)」

という秋祭りのかけ声。

 

素敵な人やコトが集まる明浜のあたたかさを、

地域の外へ、そして世界へと広げていきます。

無茶々の里から生まれた

柑橘の新しいカタチをお楽しみください。

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