お風呂から上がったらボディミルクをたっぷり塗る。これが私のルーティンです。20代の頃は、顔以外のお肌のケアはしなくてもいいと思っていました。学生時代は化粧をするのが楽しく顔だけは入念にケアをして、それ以外の身体の部分は他の人にあまり見えないからと何もしなくていいかなと思っていたのです。その考えが変わったのは30歳手前になってから。「普段露出が少ない体の部分こそ、自分のためにケアをする」という記事を見て、顔以外の腕や足もちゃんと労わってあげなければと思うようになりました。

はじめは市販のボディミルクを使っていましたが、匂いが強すぎて酔ってしまい使うのをすぐにやめてしまいました。とはいうものの、無香料のものは使っていてテンションが上がらない…。質感にもこだわりがあったので、ローションタイプ、クリームタイプなど保湿感が違うもの試しましたが香りと保湿感どちらもしっくりくるのがなく、成分が合わない時は皮膚が赤くなってしまうことも。そんな時にできたのが、yaetocoの家族ボディミルクでした。

実際に使ってみると甘夏のやさしい香りがふわっと広がり、手のひらに乗せて肌に馴染ませると心地よく伸びていきます。こっくりしすぎず、さらっとしすぎず。作る側ではあるものの、使う側として素直に「いいな」と心から思えました。

家族ボディミルクを塗るという習慣は、私の気持ちを落ち着かせてくれます。そのため、お風呂上りにボディミルクがないとそわそわしてしまい、宿泊先でも小さいチューブに移して持っていくほど。数年前までは塗るのさえ面倒だったのに、今ではなくてはならないものになっているから不思議です。

今の私にとって家族ボディミルクを塗ることはお風呂上りの夜の小さな儀式。手のひら、首元、方、腕、肘、足、足の先。手でマッサージしながら全身のコンディションチェックをします。これが私の決まりごと。自分の身体をゆっくりと解きほぐし、心を前向きにしてくれる大切な時間です。