産物紹介

温州みかん ~無茶々園の看板娘~

2020.11.27

11月下旬から12月にかけて柑橘シーズンは最盛期を迎えます。主役はもちろん「温州みかん」。私たちにとってもっともなじみ深く、無茶々園でももっとも生産量の多い柑橘です。「温州(うんしゅう)」とは中国の柑橘名産地の地名ですが、原産地は日本の鹿児島県。中国から伝わった柑橘類から偶然生まれた品種だといわれています。

出荷がはじまるのは主に10月から。熟すのがもっとも早い極早生(ごくわせ)種から収穫を進めます。その後、早生、中生へと切り替わり、年明け1~2月ごろには所蔵しながら出荷を進めていく晩生(おくて)種へ。意外と長い期間楽しめる果物となっています。

※産地によっては9月なかばに食べごろになる品種を栽培しているところもあります。

※無茶々園ではおおむね12月末まで出荷になります。

 

 

当初は梅雨の長雨で出来が危ぶまれていましたが、夏の天候に恵まれたおかげで(人間にとっては過酷でしたが)まずまずの仕上がりになりました。大きな台風の直撃もなく、最大の敵であるカメムシの発生も少なめだったので収量も十分に見込めそうです。

トップバッターの早採りみかんは好評のうちに終えることができました。いま出荷が進んでいる早生種も糖度・酸度ともにバランスのよい出来です。11月下旬ごろからの南柑20号についても、生産者によれば「もうおいしくなっている」とのこと。出荷のピークを迎えるのがこれからが楽しみです。

 

 

さて、柑橘農家の農繁期は冬。明浜の農家たちもいまは収穫に大わらわです。温州みかんの収穫期には家族総出で、さらに親戚友人知人にも手伝ってもらって作業する様子がよくみられます。ひとりで作業した場合の1日あたりの収穫量は、動きやすい畑で18kg入るキャリーに30杯くらいでしょうか。作業しにくい畑だと20杯まで行かない場合もあるそうです。運搬用モノレールが開通していない畑では、農道まで担いで運ばなければならないのでより大変になります。収穫のタイミングを逃すと熟れすぎて果皮が弱ったり、鳥につつかれてしまったりするので、天気予報をにらみつつ、出荷計画にあわせて収穫をすすめていくのです。

 

 

今年は雨が少なく収穫もどんどん進んでいます。玉太りもよいので収量も当初よりさらに多く見込めそう。農家たちも久しぶりに憂いなく収穫に励んでいます。消費者のみなさんにはたくさん食べていただけると幸いです。

 


商品の購入はこちらから。

温州みかん

3kg   1,600円(税込)

7kg   3,300円(税込)

10kg 4,500円(税込)

↑商品名か画像をクリックすると購入ページにとびます。


~外観についてご理解ください~

健康な作物を育て地域の環境を守る農業を目指している無茶々園にとって「できるだけ農薬に頼らないこと」は基本方針です。その年の状況によって無農薬で栽培できることも、どうしても農薬を使用せざるを得ないこともありますが、農家それぞれが最低限の使用に止められるよう取り組んでいます。

今年の温州みかんは、毎年問題になるカメムシの発生が少なかったこともあり、化学農薬の使用回数は0~最大3回までと愛媛県の一般的な栽培基準(18回)の20% 以下にとどまっています。主に外皮の見た目に影響する病害虫への防除は控えております。けっして見てくれは良くありませんが、どうぞご理解くださいませ。

pagetop