年が明ければ、本格的なレモンの季節。12月ごろまで青みが混じっていた果皮の色も、すっかりレモンイエローに変わり、果汁もしっかり溜まっています。果汁を中心に使われることの多いレモンですが、せっかく農薬を控えた無茶々園のレモンなのだから皮までしっかり使いたいもの。今回は果皮までしっかり活用できる「レモンカード」の作り方をご紹介します。
レモンカードとは、イギリス発祥のスプレッド(塗り物)。「カード」は固まる(curd)という意味で、レモン・卵・バター・砂糖を湯せんにかけ、冷やして固めるとペースト状になることからその名がつきました。私たち日本人にはあまり馴染みがありませんが、レモン風味のバタークリームといえばイメージしやすいかもしれません。一見、難しそうに見えますが、作るのはとっても簡単。不器用かつ適当な私でもとりあえず出来ました(手伝ってもらったけど)。騙されたと思ってぜひ一度試してみてください。
レモンカード
【材料】
・レモン 1玉
・たまご 1個
・砂糖 60g
・バター 50g
【作り方】
1.レモンをよく洗って、皮を削ります。
※白い部分を削ってしまうと苦みが出るので、表面の黄色い部分だけ削るようにしましょう。
2.レモンの果汁を搾ります。
3.卵を溶いてザルで濾します。
4.卵、削ったレモン果皮(黄色い部分だけ)、レモン果汁、バター、砂糖を鍋かボウルにいれて、15分ほど湯煎しながらかき混ぜます。
※この際、湯煎の温度が高すぎると卵が固まってしまうので注意してください。
5.とろみがついてきたら保存容器に移して出来上がり。
使い方はというと、パンやクラッカーにつけて食べたり、お菓子づくりの材料にしたり(タルトなどがおすすめです)。材料に卵やバターを使っているので早めに食べてくださいね。本当に簡単なので、下の画像も参考にしながらチャレンジしてみてください。
皮を削って・・・
果汁を搾って・・・
レモンの果皮・果汁、濾した卵、バター、砂糖を鍋(ボウル)にいれて湯煎しながらかき混ぜます。
出来上がり。パンに塗ったり、お菓子作りの材料にどうぞ。