無茶々園がレモンの栽培に本格的に取り組み始めてもう10年以上が経ちました。適した畑の見極めや栽培技術の修得に苦戦したり(どんな品種でもそうですが)、ひどい寒波の到来で樹が枯れこんだり、様々な困難に見舞われましたものの、ここ最近はようやくその量を増やしています。
一方で搾汁を委託している工場にも変化がありました。これまでは搾汁だけでしたが、搾汁工場のラインが改良されたこともあって果皮が使えるようになったのです。なんというタイミングの良さ、運命のめぐりあわせ。天祐とはまさにこのことと、レモン果皮を使用した加工品の開発に乗り出しました。
樹成のレモン。苦労を重ねながらも、この10年でだいぶ増えました。
果汁を搾汁した後に回収したレモン果皮。独特な切れ込みがはいっています。
果皮が使えると言っても上の写真のように切れ込みが入った状態なので、利用方法は限られます。スライスすると歩留まりが悪いので、マーマレードなどに使うにはちょっと難しい。そこで考えたのが「果皮をミンチにして活用する」という方法でした。無茶々園には、ミンチにした青ゆずと青とうがらしを塩とあわせて混ぜ合わせて作った「青ゆずこしょう」という商品あります。これと同じ方向性の辛味調味料を作ろうという算段です。
とはいえ、同じような食味・風味になっても面白くありません。果皮だけでなく果汁も加えてレモンの風味を感じることはもちろんとして、青ゆずこしょうよりも強い辛味となるレシピにしてみました。また、赤唐辛子を使うことで色あいを赤くしています。青ゆずこしょうと並べると兄弟のよう。まるでガンダム4号機、5号機のようですね(理解できたアナタはエライ!)。
赤いペーストと黒&黄色のラベルが印象的なレモンこしょう。
中身はこんな感じ。赤唐辛子のしっかりした辛味にレモンの風味を感じます。
青ゆずこしょうと並べてみました。青と赤、まるでガンダム4号機&5号機のようです。
さて、出来上がるまでのうんちくはこれくらいにして、実際にどう使えばいいのでしょう。世の中を見渡しても、意外と似たような商品はありません。無茶々園の辛党たち中心に感想を聞いてみたところ、一番よくでた意見は「お肉とあわせるのがよい」。特に焼き鳥との相性は抜群とのこと。辛味が鶏肉の旨味を引き立て、ほんのり香るレモンの風味が食を進めます。また、お肉のはいった鍋とも好相性。無茶々園随一の辛党は、汁が真っ赤に染まるまで大量にいれて、はふはふと食べていました(ふつうの方は無理しないでください)。
もちろん、お肉だけではありません。牡蠣やエビといった海産物ともよくあいます。ぷりっとボイルしたエビに添えるだけでもどんどん箸が進みますよ。まだまだ開拓の余地があるレモンこしょうの使い方。辛党の方もそうでない方も、ぜひ一度試しておすすめの使い方を教えてください。
焼き鳥に添えて。
鶏肉のソテーに。
お鍋に溶いて、辛さをがっつり楽しむ。
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