産物紹介

てんぽ印の日常

2022.03.16

こんにちは!てんぽ印の大橋巧です。てんぽ印は明浜町をはじめ、愛媛県愛南町の南郡農場や松山市の北条農場で野菜や柑橘の有機栽培を行っています。スタッフは全て新規就農者で、地域を盛り上げ、新しい農業や生き方を模索していく組織です。

てんぽ印の仕事には生産者派遣があります。無茶々園の生産者をお手伝いする仕事で、同時に経験豊富な先輩農家から剪定や肥培管理の技術を学びます。先輩農家の酸いも甘いも知り、スピーディーに農作業をする姿に自分もこんなふうになりたい!と憧れます。一年で一番忙しいミカンの収穫期には様々な農家へお手伝いに伺います。この時期の醍醐味は何と言っても先輩農家の美味しいミカンをいただくことです(笑)。一流の農作物というのは食欲が止まらなくなります。10時の休憩、お昼休憩、おやつ、夕食後に一日で15個くらい食べます。畑にはミカンの皮が山積みになり、それ見た農家に「がいに(沢山)食うの~」と笑われます。

 

 

私の本職は北条農場でのジャガイモ、ニンジン、ダイコンなど野菜の栽培です。野菜部門を担当して半年が経ちましたが、有機栽培で野菜を育てることの難しさを実感しています。気候変動により害虫のヨトウムシが大量発生したり、干ばつで水不足になったりとイレギュラーの中で最善の方法を考えて作業をします。しかし、今季は高温の影響でジャガイモの空洞症などの問題が多発しました。消費者を含めた関係各所にはご迷惑をおかけしました。自分が情けなくて、途方に暮れて、逃げ出したくなることもありました。ですが、一緒に切磋琢磨するてんぽ印の仲間の存在や先輩農家への憧れが有機農業への情熱を呼び起こしてくれました。夜な夜な必死に勉強をして作業を改善していきます。そうしてできた野菜を実食して美味しかった時には「うまいっ!!!」と叫びガッツポーズします(笑)。私はそんな日常にたしかな成長を感じています。まだまだ修行中ですが、消費者の方々を唸らせるような農家になりたいです。ちなみに今季はニンジンにガッツポーズしました。この機会に是非てんぽ印のニンジンを召し上がって下さい。

 

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