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取材日:2021年5月3日
年齢は取材日時点のものです。
明浜で生まれた娘には、集(しゅう)と名付けた。村上自身、人が集まるのが好きで、人が集まる暮らしや仕事が生きる指針になっている。それは明浜に生き、無茶々園で働くからこそできたものだ。集まる。その先に広がる可能性は、無茶々園という組織がすでに示している。だが、村上の想い描く「集まる」は似て非なるものなのかもしれない。ひとりひとりの幸せの濃度を高めつつ、もっと自由で、もっともっと多様な世界に。そんなの理想だよね、で終わらせるつもりはない。
取材・文 / ハタノエリ 撮影 / 徳丸哲也